6月のおはなし「不機嫌や大泣きの原因・対応について」
2010年 06月 19日
たくさんの方に参加していただき、急遽2部制となりました。
しかし、皆様のご協力で楽しい時間となりましたことを感謝します。
ありがとうございました。
手遊び ♪パン屋さんでお買いもの
おはなし“父の日の由来”
うた ♪おうまの親子
絵本『いないいない ばあ』 松谷 みよ子 作
6月のおはなし“不機嫌や大泣きの原因・対応について”
うた ♪ホットケーキ
6月のあそび“お茶を入れる”“果物を切る”
〈不機嫌や大泣きの原因・対応について〉
2歳前後から急に不機嫌になったり、
泣き叫んで抵抗したりと、子どもたちの態度に困ったことはありませんか。
反抗期だから仕方がないと考えてしまいがちですが、
不機嫌や大泣きの原因について知識を深め、
対応の仕方を一緒に考えてみましょう。
不機嫌や大泣きの原因には二つあると言われています。
1.「自分でする」と決めていたことを大人がかわりにやってしまったこと
2.いつもと「秩序」が違う
この時期の子どもたちは、自分でやってみたいという意思が強くなってきます。
日々の生活の中で、自分がやってみようと
決めていたことを大人がしてしまうと、もの凄く怒るのです。
例:エレベーターのボタン・朝の身支度・鍵を持つ
ところが、なかなか不機嫌の理由が
思い当たらなかった場合、
子どもの不愉快さは解決されないので、
いつまでも不機嫌が続きます。
そしてその状態が続くと
今度は母親が不機嫌になり、
「いつまで怒っているの」もしくは
「反抗期が始まったわ」と言ってしまうのです・・・。
「秩序感」については、先月お話ししました。
子どもたちは、
体を洗う順番、テーブルに座る場所等、
場所・順序・所有物・習慣・約束に対する秩序に敏感です。
いつも通りではないと不機嫌になるのです。
子どもたちとって、いつもと同じことがとても大切なのです。
「自分でやってみたい」「秩序感」は、
この時期特有の感受性で
1歳から芽生え、3歳頃がピークと言われています。
子どもたちを良く観察し、
今何を自分でやってみたいのか、
いつもと違うことはないのか理由を探してみませんか。
きっと子どもたちが泣き叫んで訴えた理由に気づき、
ふさわしい対応を考えることができるでしょう。