モビールつくり・・・子どもに刺激を与え、視覚と色彩の発達を助けます。
2010年 05月 27日
どんよりとしたお天気の中、
プレママいっぽの日を迎えました。
今回は、ランチタイムのコーナーをお借りして、
“赤ちゃんを迎える部屋づくり”のお話と
“モビール”を一緒に作製をしました。
特にモビールはバランスを取るのが難しいのですが、
育児や離乳食、環境設定等、楽しくお話ししながら、
最後まで完成することができました。
お子様連れの参加で大変だったことと思います。
是非お家に飾って、ご一緒に
モビールの動きを楽しんでくださいね。
ありがとうございました。
赤ちゃんを迎える部屋づくり
~新生児から生後5カ月までの環境設定~
胎児は、妊娠7カ月後半には母体外でも
生きていけるほどに発達し、たったひとりで
誕生という大きな変化に備えて準備を始めます。
そして、出産後は、母親も赤ちゃんも
とても疲れきっています。
特に赤ちゃんは、
今まで胎内で光も音も届かず、
気温の変動からも守られ、
赤ちゃんに安静を与えるように
作られている柔らかい液体に
取り巻かれて大きくなってきました。
ところが出産と同時に液体と大気を取り変えなければならないのです。
新生児の環境設定は、
生まれる前の環境と比較して考えみましょう。
最初の1週間~10日間位の間は、
温度を一定に保ち、光や音もひかえる等、
移行期(環境の変化)に対応したものが望ましいと言われています。
赤ちゃんの急激な変化を少しでも和らげ、
また赤ちゃんが必要としている手助けが
できるように環境と体制を整えてみませんか。
モビール製作
アレクサンダー・カルダー(彫刻家)が
モビールという言葉を使い、
彼は、自然の動きに興味をもち、
特に木の葉の動きが小さい子どもの
興味を引くことに気がつきました。
モビールは、子どもに刺激を与え、
視覚と色彩の発達を助けます。
そして、
生後2~3カ月頃になると、
手を動かしだす→モビールに触れ
→モビールが動く→手と目の協応になる
→子どもが興味を引くことになる
→制御された動きが可能になると言われています。
また、把握することによって、
自分に手がある事を発見します。
モビールが動くことによって、
初めて自分の力で世界が変化することに気づき、
子どもに心理的変化を与えるのです。
モビール製作の条件
空気の流れで動くこと 子どもが動かすことによってのみ動くこと
現実のもの(魚・星・ダンスをしている人等、自然・現実世界の動きのもの)
紙(色々な種類の紙)
モビール取り付ける場所
赤ちゃんの真上、やや斜めに目線がいくように マット・ベッドの上
赤ちゃんの顔の上 30センチくらいにくるように
赤ちゃんが手を伸ばしたら、触れる位置
今回は、黒と白の“ムナリモビール”を作りました。
誕生から生後2~3カ月使えますが、
同じモビールを吊るしたままにしておくと、
赤ちゃんは見なくなってしまうので、
発達の変化に応じて、変えていきましょう。
6月のプレママいっぽは、6月10日(木)10:30~です。
おはなしとにぎにぎできるおもちゃを作りますので、
ご参加をお待ちしております。
詳細はブログにてご確認ください。
またお会いできるのを楽しみにしています。
いばらき みきこ